Web広告媒体の効果的な選び方をプロが解説!6種類を一覧で紹介。

Web広告で集客をするために、Google, Yahoo!, Instagramなど、どの媒体を選ぶのかは非常に重要です。

媒体を変更するだけで、大きく成果が改善するケースも多々あります。

今回は、

  • Web広告を導入したいけど、どの媒体を選べば良いか分からない
  • 今使っている媒体が合っているのか分からない

という方に向けて、

名古屋のWeb広告代理店の代表である私が、適切な媒体の選び方を解説します。

Web広告媒体の一覧(6種類)

主要なWeb広告は次の6種類です。

※DSP広告、アフィリエイト広告などはここでは省略します。

媒体の種類広告の掲出面主な媒体
検索連動型広告検索結果画面Google, Yahoo!, Microsoft
ディスプレイ広告Webサイト、アプリGoogle, Yahoo!, Microsoft
SNS広告SNSLINE, X, Facebook, Instagram, YouTube, TikTok, Pinterestなど
ショッピング広告Webサイト、アプリ、SNS、ECモールGoogle, Yahoo!, Amazon, 楽天,Yahoo!ショッピング, Shopify
アプリ広告Webサイト、アプリ、SNSGoogle, Yahoo!, Microsoft, 各種SNS, Apple Store, Google Play Store
メール広告メールアプリGmail広告

以下、具体的にどうやって媒体を選ぶべきかを解説していきます。

①ターゲット層の利用率が高いか

まずは、自社商品のターゲット層がよく利用している媒体を候補に入れましょう。

下の画像は、ネットの利用の仕方を年代別にまとめたものです。

令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 令和5年6月

例えばこの統計をもとに、次のように媒体を選ぶことができます。

  • 20代は「動画投稿・共有サービス」の利用率が高い → YouTube広告・TikTok広告
  • 40代は平日に「メール」の利用率が高い → Google広告でGmailに配信
  • 50代は「ブログやWebサイト」の利用率が高い → Google広告・Yahoo広告

LINEやYouTubeは幅広い年代に利用されていて、Twitter(X)やInstagramは若年層を中心に利用されていることが分かります。

ただし、ターゲット層の利用率が高い媒体を選べば必ず正解というわけではなく、以下②以降の要素も考慮する必要があります。

②ターゲット層へ効果的にリーチできるか

Web広告では、「ターゲティング」すなわち「どのような人に広告を配信するのか」を設定できます。

例えば新築の注文住宅を販売したいハウスメーカーが広告配信をする場合、Google広告では「家づくりに関するサイトをよく見ている人」のようなターゲティングが可能ですが、TikTok広告ではそのようなターゲティングができません。

(※ターゲティング項目は他にも、年齢や地域、子供の有無、収入、職種など様々あります。)

したがって、「自社のターゲット層に近いターゲティング設定が可能か」という基準も、媒体選びにおいて重要です。

媒体別のターゲティング一覧は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

③購買プロセスのどの段階にいる人を狙うか

一般的に、顧客が商品を購入するまでには、大きく分けて次のような段階を踏みます。

  • ニーズがある
  • 情報収集し商材を検討する
  • 商品(会社)を比較検討する
  • 購入する
  • リピートする

この図のどの段階にいる人を狙うかによって、選ぶべき媒体が変わってきます。

具体例を3つ紹介します。

①ターゲットの緊急度が高い商材

水道修理を頼む人は「今、水漏れが発生していてすぐに直してほしい」という人がほとんどのため、情報収集などにあまり時間をかけず、GoogleやYahoo!の検索ですぐに会社の比較検討を行います。

したがって、このような商材はGoogleやYahoo!などの検索連動型広告が一番効果的です。

②キャンペーンの告知

店舗でセールを行う場合や、抽選でプレゼントが当たるキャンペーンを行う場合は、いかに低単価で多くの人に広告を見てもらうかが重要です。

このような場合は、リポストなどで拡散が見込めるX広告(Twitter広告)が有効です。

③低単価で衝動買いしやすい商品

洋服やコスメ、健康食品などは、商品を認知してから購入を決めるまでのハードルが低いため、ディスプレイ広告が向いています。

④競合他社が利用しているか

競合他社が特定の媒体に長期間広告配信しているということは、その媒体の広告費用対効果が高いと考えられます。

したがって、次の方法で競合他社がどの媒体を使っているのかを調査しましょう。

1. GoogleやYahoo!で検索

    自社の商材に関するキーワードで検索してみましょう。

    2. Meta広告ライブラリ

    Meta社の公式ツールです。

    他社が配信しているFacebook広告やInstagram広告を調査できます。

    https://www.facebook.com/ads/library/

    3. TikTokクリエイティブセンター

    TikTokの公式ツールです。

    2.と同様に、他社が配信しているTikTok広告を調査できます。

    https://ads.tiktok.com/business/creativecenter/pc/ja

    4. Web広告代理店に聞いてみる

    Web広告代理店に聞けば、他社の事例を基に成果の出やすい媒体を教えてくれることもあります。

    弊社でも30以上の業種の運用事例がありますので、お気軽にお問い合わせください。

    ⑤商材に適した広告を配信できるか

    商材によっては文章や画像だけでは伝えづらいものもあります。

    ・ゲームやスマホアプリ:動画で実際の操作画面を見せることで内容が伝わりやすい

    ・ビジュアルが強い商品:画像や動画で強みを訴求

    ・複数枚の画像を広告にしたい場合:Twitter広告やInstagram広告

    このように、広告の表現方法から最適な媒体を選ぶことも重要です。

    まとめ Web広告媒体の効果的な選び方

    Web広告の媒体を選ぶときは、次の5つのポイントを基準にしましょう。

    Web広告媒体を選ぶポイント

    ①ターゲット層の利用率が高いか

    ②ターゲット層へ効果的にリーチできるか

    ③購買プロセスのどの段階にいる人を狙うか

    ④競合他社が利用しているか

    ⑤商材に適した広告を配信できるか

    一番重要なことは、広告で「誰に」「何を」「どう伝えるか」です。

    ・ターゲット層がどの媒体を利用しているのか

    ・一番伝えたいメッセージは何か

    ・どうすれば商品の良さが伝わるか

    このようなことを考えてみましょう。

    広告媒体の選択でお困りの方は無料でご相談に乗りますので、お気軽にご相談ください。

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